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UR都市機構 うめきた都市再生事務所 大石彰所長 【平成29年05月29日掲載】 |
熱気帯びる「うめきた2期」開発 鉄道地下化、新道路整備へ着々 各事業者間の調整役として |
大阪の新しいまちとして注目を集めるうめきた2期。都心に広がる約19.3ヘクタールの土地に、「みどり」と「イノベーション」が融合する拠点形成をまちづくりの方針として、開発にあたっては民間事業者からアイデアを募ることとしている。現在、その敷地を管理する都市再生機構西日本支社では、基盤整備として土地区画整理事業と都市公園事業に係る取組みを進めている。その現場を統括する、うめきた都市再生事務所の大石彰所長に、事業推進にあたってのポイント等を聞いた。 |
■まずは、事業の状況からお聞かせ下さい。 |
うめきた2期地区では、JR東海道支線地下化事業及び新駅設置事業、土地区画整理事業、都市公園事業といった基盤整備事業が行われます。 |
■現在では土地の暫定利用が行われております。 |
暫定利用に関しては、地域部会で、本格開発が始まる前に、うめきた2期をピーアールするため、大阪市と大阪府等と検討委員会を設置し、第1期分として昨年の秋から実施し、今年度についても新たに募集を行って実施しています。オープン時には1日で3000から4000人の来場者があり、賑わっており、今年のゴールデンウィーク中は、約2万人の方が来場されました。 |
■土地区画整理事業への取組みとその後の開発事業はどのように。 |
土地区画整理事業は、鉄道事業の進捗に合わせてのものとなりますが、供用中の軌道の撤去後、その跡に新しい道路を整備することとなります。JRの新駅が平成35年春頃の開業を予定しており、それから3〜4年はかかります。整理事業としては平成38年度までとなっています。 |
■なるほど。 |
開発事業につきましては、条件整理等を行った上でコンペを実施します。2期事業では、「みどり」と「イノベーション」の融合拠点をテーマとしており、「みどり」に関しては都市公園としてどのように整備するか、また整備後はどのように使っていくかなどで、整備は防災公園街区整備事業としてURの制度を適用し、整備後は大阪市に移管します。 |
■うめきた地区周辺への影響は。 |
2期事業が完成した場合、これまで線路で分断されていたまちがつながることになります。そうなると当然、周辺にも波及効果が出てくるとは思いますので、URはもとより大阪市にしても、行政として次にどうしていくか、ということを考えていく必要があります。ただ、まちがつながることになれば、周辺にしてもこれまでと同じような土地利用の仕方にはならないのではと思います。 |
■今後の見通しについて。 |
2期事業に関してURとしては、1期と同様に基盤整備と民間誘導についてお手伝いさせていただきます。基盤整備では、土地区画整理事業と都市公園事業で直接的に係わることはできますが、民間誘導では、直接的な係わりでなく、民間からの提案を求めることになります。提案を求めるにあたっては、多くの提案から、より良いものを選ぶことが望ましいため、進出意欲を持ってもらえるよう事前の条件整理が大事になります。 |
■今後も事業推進にご尽力下さい。 |
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