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大成建設(株) 常務執行役員 関西支店長 金井隆夫氏 【平成27年06月29日掲載】 |
営業力強化し受注量拡大へ 施工能力向上で顧客満足高める |
「西日本の中核支店としての存在感を向上させるため、既存顧客との関係をより強固なものとしながら、新規顧客の獲得に努力し、西日本エリアでの当社のシェア拡大を目指していく」と就任にあたっての抱負を語る。 |
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関西での仕事量が「格別落ち込んでいるとは思っていない」とし、2012年に設置された西日本営業本部と連携し、営業力強化を図り、受注量拡大に努めるとする。また同時に、「それに見合う施工能力を向上させ、安全と品質を確保し、顧客満足を高めていきたい」。 |
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関西支店については、「関西での安心、安全に資するインフラや建物に取り組んできた歴史ある支店」とする。就任以来、支店各部門を見て回った感想として、「非常に能力の高い人材が多い」と感じた。 |
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このため、支店の運営にあたっては、社員と問題意識を共有し、一丸となれば目標も達成できると述べ、「そういった組織、支店にしたい。そのため支店内のコミュニケーションを活性化させ、現場にも出ていく」。 |
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現場巡りは、自身の理念で現物に触れ、現実を確かめる、いわゆる「三現主義」を自ら実践することで、「作業所の所員と直接に会話し、想いを伝えることで一丸となれる支店マネジメントを展開したい」と意欲を示す。 |
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今後の事業展開に関しては、「ポスト東京五輪の対策が関西でも必要」とする。全社的には、東京五輪前までは強含み、それ以降も維持できる感触ではあるが、関西支店としては「五輪後の受注確保に向け関西圏での営業力強化を図っていきたい」との方針を挙げる。 |
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そのためにも新規顧客の獲得を重視する。「関西に特化し、エリア内の従来顧客とのつながりを保ちながら、それ以外の新規顧客の獲得により受注量を拡大したい」。 |
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その一方で、「量的なものを求めるだけでなく、それに見合う施工能力の向上が重要な課題」と指摘する。東京が繁忙期の今、人的交流が難しく、要員の増強に関しては支店でできることはやり、工事では協力会社で組織する「倉友会」と連携した取り組みを進めながら、「省人化や省力工法の採用、ICTの活用を積極的に推進し、生産性の向上と施工能力を向上することで、受注量が増えても品質と安全を確保し、顧客満足をさらに高めていきたい」。 |
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特に安全に関しては、全社目標である死亡災害ゼロの達成を掲げる。現場巡りの中で「皆さん大変な思いをしながら良くやっており、会社に貢献してもらっている」とし、それが結果にも出ており安全成績に関し、関西支店は全社的にも好成績を上げているとしながら、「現状では手一杯の状態で、今後の受注増加への対応が課題だ」と先行きに懸念も残る。 |
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倉友会各社の課題も踏まえ、意見を聞きながら施工力アップの検討を進めていく。現在では、入職者も増加傾向にあるとされるが、「17年〜18年にかけては首都圏でのピークに備え、今から支店としての備えは必要だろう」と注意を払う。 |
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休日は「趣味と仕事を兼ねてのゴルフ」が多いとし、毎朝、5時に起床し半身浴しながら「1時間程度の読書」がストレス解消。モットーとする言葉は「真摯」。自らの職務や使命に誠実に、真剣に熱意を持って向かい合うことを心掛ける。 また、隠し事や誤魔化すことをせず、正直に「王道を歩む」も好きな言葉。オーディオでのクラッシックを好んで聞くことも。 |
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