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| 良好なストックとして適切な品質とコストを 公共建築の発注者としての責務を果たす |
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社会における様々な分野で、地域の人々に幅広く活用され、活力ある地域づくりに貢献する公共建築。中でも官庁施設は公共サービスの提供の場となるとともに、災害時は防災拠点として重要な役割を担っている。近畿の営繕行政を先導する近畿地方整備局営繕部の頼本欣昌部長は、公共建築の整備にあたっては「品質とコスト、工期の適切なバランスが不可欠」とする。その頼本部長に、公共建築の発注者としての責務と役割について聞いた。 |
■まずは公共建築の役割について。 |
公共建築は、国や地方公共団体によって行政サービスや防災拠点機能等の提供の場として整備されます。民間建築と違い、国等の行政機関が主体となり主に税金を使って整備することから、国民生活に寄与することが求められ、国民等のニーズに対応した過不足のない公共建築としての適切な品質の確保が求められます。 |
| 働き方改革と生産性向上への取組み |
■その公共建築を整備するにあたって発注者の役割とは。 |
第三次担い手3法を踏まえて、地域建設業の維持に向けた環境整備も含めて、適切な予定価格の設定と工期の確保、適切な設計変更など、公共工事の発注者としての責務を適切に果たしていく必要があります。その上で、公共建築工事の発注者の役割については、民間建築工事や公共土木工事と対比しながらまとめられた、社会資本整備審議会の「官公庁施設の整備における発注者のあり方について」の答申が参考になります。この中で、公共建築工事では、その施設を所管する事業部局と工事発注を行う発注者が異なる場合が多いため、工事の発注にあたり発注者は、事業部局が企画立案や予算措置を行う段階で、それらの内容が品質とコストと工期のバランスが取れた適切なものとなるように技術的な助言を行うなど、十分に連携を行うことが求められています。 |
■次に営繕工事での働き方改革の取組みについて。 |
建設現場における働き方改革については、ニーズを踏まえ、発注者としてできることを引き続き取り組んでいく必要があると考えており、これまで行ってきた取組みを含め、適正工期の設定や施工時期の平準化、週休2日、予定価格の適正な設定などをパッケージ化して取組みを進めています。この中で工期設定に関しては国、都道府県、政令市と調整して取りまとめた、「公共建築工事における工期設定の基本的考え方」や、日建連の「建築工事適正工期算定プログラム」も活用しながら設定しています。また、総合的試運転調整の期間確保のため、発注段階で慨成工期を設定しています。 |
| 多様化するニーズへ柔軟に対応 |
■生産性向上に関しては。 |
近畿地整では原則、全ての新築の設計及び工事で発注者情報要件(EIR)を適用し、BIM活用を推進しています。具体的には延面積3000平方メートル以上の設計では、実施設計の一般図まではBIMにより作成するとともに、外観と内観の一部をBIMにより提示することを指定しています。 |
■公共建築には災害時の避難所や防災拠点としての役割も求められています。 |
防災・減災への取組みは最重要課題として取り組んでいます。災害応急対策活動の拠点となる庁舎が、その機能を維持できるよう地震や津波対策に取り組んできたところですが、引き続き取組みを進めていきます。 |
■ありがとうございました。 |
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