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大阪空気調和衛生工業協会 会長 池田隆之氏 【2020年07月02日掲載】 |
社会に貢献する協会に 働き方改革の周知活動を徹底 |
「インフラを担う立場として、会員各社とともに社会に貢献する協会を目指していきたい。そのため、各委員会活動の活性化を通して協会自体の存在意義を高めていくことがそれに繋がるものと考えている」と就任にあたっての抱負を語る。業界団体は、2年前に愛知県の空衛協会副会長の経験があるが、「大空衛は組織も大きく、責任の重さを感じて緊張している」。 |
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会社ではこれまで、業務本部長として経理や財務、総務、人事を担当。「どちらかと言えば裏方の役割で、今回のように表に出て会員と直接交流することはプレゼンスが全然違う」。また、会長と同時に日空衛近畿支部長も兼ねることになるが、同社社長が日空衛副会長であり、さらに前会長からもアドバイスを受けながら、活動を実施していくとした。 |
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協会活動では、全国で唯一、大空衛が実施している配管技能コンテストについて、「業界の生命線である配管工の技能向上と後継者育成を目的としたもので、これを通して地位の向上と社会貢献を実現していきたい」とし、今年は新型コロナウィルス感染症の影響で中止となったが、「来年以降については、第二波や第三波が来たとしても開催できる体制を整えたい」と意欲を見せる。 |
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また、会員企業の女子社員を対象とした設備女子会にも注目。業界への注目度や就業希望者が少ない中では、女性活用が不可欠で、日空衛でも女子の有資格者を活用する上でも女子会の活動を重視している。「会員でも女性の社員や技能工は増えており、現場でも作業所環境の改善に努めており、業界全体でも増えてきている」とする。 |
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一方、課題である会員増強については、「団体として意見や声を挙げていくためには会員の増強は必要」との考えを示しながら、近年は建設業許可業者も増加傾向にあり、未加入企業も多いことから、「協会としては、いつでも門戸を広げており、賛助会員も含めて加入を呼びかけていきます」。 |
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また、SDGsへの取組みに関しても、「業界として避けて通ることはできない」ため、積極的に取り組むこができる環境整備の必要性を訴えるほか、会員企業の技術向上では、平成29年から毎年実施している会員交流会や新商品説明会のより充実を目指すとした。 |
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さらに、働き方改革への取組みについては、会員企業によって取組みの度合いは違ってくるとしながら、「現場における4週8休は奨励されてはおりますが、実際にはまだまだの状況。ただ、取組みの推進にあたっては、協会としても機会を捉えて、国土交通省の取組事例等の周知活動を徹底していきます」。 |
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業界を取り巻く状況では、新型コロナウィルス感染症の影響により、特に学校施設の空調工事は、夏休みが短縮されたことで工事や計画の延期等が出てきた案件もあり、メーカー等の設備投資に関しても先が見通せない状況とする。今後、第二波や第三波への対応次第では、マーケットが拡大する分野と縮小する分野が出てくることから、これら市場動向に関して「協会として会員各社から情報を集め、会員や協会活動へフィードバックしたい」。 |
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また、これらの取組みに加え、従来から実施している国交省はじめ自治体や発注機関等との意見交換も協会活動の柱の一つと位置付ける。行政の施策や動向の把握はもとより、業界としての意見や要望等を訴えていく場であり、建設キャリアアップシステムへの取組みや一人親方問題など、「市場が縮小していく中で、現実的な課題への対応に関する要望等は継続的に訴えていかなければ、業界としての先が見えなくなってしまう」と述べ、インフラ整備を担う上での必要性を強調した。 |
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モットーは、仕事では明るく振る舞うこととしながら、「常に前へ向かうことを心がけている」。趣味は競馬と釣り。ゴルフは付き合い程度。香川県高松市出身。58歳。 |
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